January.02.2010.Saturday

織り機

choma03.jpg

 大晦日からの里帰りから帰ってまいりました。皆さん

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 里帰りするので、同級生のお家に寄せてもらいました。なんと機織りを見せてくれるというので、それは是非とも見たい!ということで見せてもらう&体験させてもらいました。

 彼女のやっている事は本格的すぎて驚きました。こんな凄い物はめったにお目にかかれません。凄く勉強になりました。まず糸をつくるところから始めるのですが、綿から糸をとるのではなく、彼女のやっているのは麻から糸を作るという大昔の方法なのです。

 苧麻(ちょま)という植物の茎の部分の皮を剥いで、それを乾燥とか発酵とかさせたものを使います。裂けるチーズのように、繊維を手で裂いて細くします。この時にビリビリ裂くのではなく、繊維の離れたいようにもっていってやるという繊細な作業が必要です。出来たそれぞれの細い繊維を苧績み?だっけ?おうみという方法で繋いでいって一本の糸にします。この「おうみ」がまた難しいんだこれが。

 彼女はスラスラやっていくんですが、私がやらせてもらうと解ける解ける。写真の僅かな糸を作るのに小一時間は格闘していたのでは…?

 

choma01.jpg

 できた糸をこの糸車で頑丈な糸へと仕上げるのです。なにせ植物の繊維ですから、繊細な作業が要求されます。右の大きな車を回すと、左下のちいさなコマが大量に回転します。そこの回転を利用して糸をねじって強度をあげるわけです。ある程度強度ができたらその糸を巻き取っていきます。
 これもやってるとぶちぶち切れるは解けるわで、大変!でも初めてだからめっちゃ面白い。

 「こんなん時代劇で見たことあるー!」

 てな感じでウキウキしながらやりました。

 

choma02.jpg

 これが織り機です!!すげい!こんなの家にあるの初めて見たぁぁぁぁっ!!凄すぎる!

 しかもこの織り機は昔の形を復元した手作りで、売ってるモノではありません!彼女の家の一部屋がこれで完全につぶれてます。(笑)まるで民族資料館のような素敵な部屋でした。これは下機(しもはた)といいます。

 手前の棒に巻かれているのがこれで織られた布なわけです。植物から作った糸で布が出来ていく過程を僅かながらでも体験させてもらうと、大昔の人々の凄さがよくわかりました。

choma04.jpg

 本格的に着物まで着て機織りをして見せてくれました。この動画YouTubeにあげたら外国人が喜びそう…。先ほどやった方法で紡いだ糸が織り機にかかって、ビシィ!と張られているのを見ると怖かったです。切れるやん!そんな張ったらー!!ってハラハラしまくり。でも彼女は慣れた手つきでバシバシと糸を布に叩きこんでいくわけです。職人技です。おもしろすぎる!

 夕鶴ご存じですか?あの鶴の恩返しのお話ですね。

 つうは優しいお嫁さんー。よひょうと一緒に暮らしてたー。機織り上手ー。機織りJAWSー。

 のあのお話です。あのモデルはこの機織り機ではないかというお話でした。この織り機は糸の張り具合を腰と足で調節するという原始的な方法で、足で調整する時に着物がはだけて恥ずかしいから、見てはダメですよという部分が生まれたのではないか?という事でした。なるほどなー。実に面白い。

 ほんとに面白かった。自分の作った糸はお土産にもらって帰りました。ついでに苧麻と大麻も分けてもらいました。廃人になるあの大麻です。当然葉の部分じゃないよ。糸になる部分ですよ。(笑)

 歴史に触れた気がして、とてもいい経験をさせてもらいました。あの糸づくりは凄い。根気と繊細さが必要な大変な作業です。

このブログ記事と同じカテゴリのブログ記事

コメント[10]

おおっ!これはすごいっ!
あこがれのスローライフだっ!

こんな知人がいらっしゃっただなんて。
興味津々。

師匠
 凄いでしょー。
 有名なお寺の修復をするのに、彼女の作った麻布が使われているのです。歴史の一部となっている凄い人です。
 一見の価値ありですよこれはっ!

もっと部屋を片付けとけば良かった・・・(^^;)
でもほんの50年前の農村ではまだあちこちの軒先から
機織りの音が聞こえていたはずです。
今や博物館や資料館に行かないと見れないですもんね。
もっと身近なもののはずなのに。

苧績み(あってます)、なかなか上手かったよ♪。

かなぐすくさん
いやー本当に勉強になったよー。面白かった。
糸づくりだけで何カ月もかかるものだとは、全く知りませんでしたわ。奥深いねー。
師匠にも見せてあげて下さい。

ほえーすごいね

まぁ俺には到底無理な作業ですね。

あっあけましておめでとうございます

今年も宜しくお願いします

じぃさん
 あけましておめでとうございます。
 
 じぃさんなら、おうみの時点でいーっ!となる事間違いなし!(笑)

この場で私信は御法度と心得ておりますが、
かなぐすくさんへ
私は布のことなど全くの門外漢でございますが
織り機のある風情など、非常に心くすぐられます。
いやあ、素晴らしい。

17kidsさん

あら、ありがとうございます(*^^*)。
私も10年前まではこんなこととは無縁の生活をしてました。
何に、そして誰に出逢うかなんて、誰にも分からないものですね。
それでは先着1名様ご招待いたします。
でもあまりドラマチックに思わないでおいてください。
(現実にガッカリされませんように^^;)

★BLESTARさん

よろしく

おおぉっ、鶴のひと声。

師匠
 夕鶴とかかってる!!w

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.blestar.com/mt42/mt-tb.cgi/153